イノベーター File.25
株式会社エキュメノポリス設立 代表取締役 松山 洋一 さん
URL:https://www.equ.ai/ja/
エキュメノポリスの母体となっている早稲田大学 知覚情報システム研究所の会話AIメディア研究グループは、2020年度にNEDO「人と共に進化する次世代人工知能に関する技術開発事業」に採択いただき、ポストコロナ時代のオンライン語学学習支援AIシステムを開発してきました。 複数の大学や英会話事業者へ導入のめどが立ったことから、製品化を加速するために2022年5月に株式会社エキュメノポリスとして創業しました。創業直後にNEDO-STSに採択いただき、言語学習にとどまらない幅広いドメインへの応用を目指して会話AIエージェントプラットフォームの開発を推進しています。
エキュメノポリスは「人とAIが豊かに共進化するデジタル近未来社会の実現」をミッションに掲げ、教育・小売り・医療現場や窓口業務等の対人サービス業をオンライン代行・支援する会話AIエージェントプラットフォームを開発しています。 2023年には、プラットフォームをフル活用した英会話学習支援AIエージェントサービスを展開予定です。このエージェントは、対話相手の音声・表情から意図を推定しながら高度にインタラクティブな会話を実現し、正確に英会話能力を判定したり学習提案を行うことができます。小・中・高校から大学、英会話学校や企業の研修の現場まで、人とAIが共に進化していけるような事業・社会モデルを提案してまいります。
「人と英会話をする自信がない。それでも英会話コミュニケーションを気軽に試してみたい」そんな声の一つの出口となる技術が出来上がろうとしています。今後、広く展開・応用されていくことを期待しています。
本記事は、2023年2月発行の広報誌Focus NEDO No.88に掲載された内容となります。
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